石巻の空は広い
2011年 05月 01日
単に見晴らしが良かったからかも知れない。
とても悲しいことだけれど。
けれども石巻の空は、
晴れていても曇っていても、日の出も日の入りも、
どこから見ても広くて美しかった。
もう5月になってしまって、このブログは月に一度の更新なのかしら。
友人のいいつかくんの一人旅に便乗して、
宮城県石巻市にボランティア行ってきました。
いろいろと具体的なハウツーっぽいことや、
現地で感じた問題点みたいのを報告した方が
現実的で建設的なんだろうとは思うのですが、
ここでは自分の気持ちを整理するために書こうと思います。
とは言え自分はそこでなにを感じたのか、わかりません。
何度も泣くのをこらえたのだけれど、
それは初対面の人ばかりと一緒にいたからかもしれないし、
わたしが泣けることでもない気がしたり、
泣いたところでどうしようもないような、
泣いてしまったらどうしようもないくらい崩れてしまいそうな、
そんな気がしたからだったと、おもいます。
ぜんぶ予想です。
少なくとも言えるのは、
これは物語ではなくて、現在進行形の現実だということ。
今日もこのがれきの中で残った家の二階で
生活している人がいるということ。
そこには子供もいるということ。
昨日、ウサマ・ビン・ラディンが殺されました。
終わりのない、地球の裏側まで届きそうに重たく深い悲しみが
わたしの胸のなかにあります。
たくさんの人が死んで嘆いて、
また人を殺す。
日本のこの震災の復興はほんとうに、長い長い道のりです。
また必ず被災地に行きます。
そして行くのを迷っている方、絶対に行った方がいいです。
ここでボランティア活動をすることは、
地域について考えることにも深く繋がります。
どちらも被災者。
by tic-tac-5-50-3
| 2011-05-01 20:58
| 日記