チクタク商店をやっていた大橋かよのブログです。そのうちまたどこかでチクタク商店をやるかも?


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なんでもない場所

 
こんにちは、おおはしです。
今日はあの部屋がチクタク商店としていられる、最後の日です。
これから一日かけて搬出作業をします。
 
 
昨日はささやかなクロージングパーティを開催しました。
 
ほんとうは先月からクロージングイベントとして、
「”場”について」の座談会みたいなのを考えていましたが、
 
先の震災で企画する気力を失ってしまい、
特に形式ばったイベントは打たずに今日を迎えました。
 
ここのところ震災/原発のことばかり考えていたので、
ならば震災/原発について話すトークイベントにしようか思いましたが、
なんとなくそれもできず。
(その企画が前提で集まる人と、
 パーティに集まる人たちが自然と始める
 その話とでは言葉の出方とかが違う気がして)
 
 
でもやっぱりこの時期に人が集まったら
自然と話は震災、原発、防災、都知事選などの話になり。 
 
振り返ってみれば以前にも
チクタクに集う人たちと9.11の話をしたことがあって、
 
あの、みんななにかしら思っていたのに、
話し合うこともなくお互い知らずにいた考えや気持ちが
突然混ざり合う感じが、わたしにとってはとても有意義で、
大切なことだとおもいました。
 
 
なにか大きな出来事について意見を言ってしまうと、
それだけで少し声高な、過剰な言葉になってしまうんじゃないか
という恐れみたいなものが特になく、

本当に食卓のようなテーブルで
それについてさらっと話し出すような空気。
 
 
チクタク商店開店当初、
まだチクタクが「お店」の体裁も取っていなくて
特に企画も入れていない期間、よく人から
「ここはなんですか?」と聞かれることがありましたが、
 
わたしはこんなふうに
「なんでもない場所」をやりたかったと思います。
売買で繋がる関係性でも観光でもない、誰かの家でもない、
自宅と会社の他にある、フラットな場所というか。
 
音楽をかけるもよし、食事をするもよし、
絵を飾るも映像を流すもよし、眠ったこともありました。
 
 
それは例えば時代によっては
町会会館とかまちの集会所がそれに近い役割だったのかも知れないけど、

 
ここがなんなのか、そこに集う人たちが作っていくような場所。
 
 
これから環境もエネルギーも、
このまちのアートも観光も、
どうなっていくのか全く先が見えません。
 
正直来年度はなにもする気はなかったのだけれど、
あの大きなテーブルと椅子がたくさんあるだけのチクタク商店、
そこにたくさんの人が集っていて、
気になって足を止めてくれる方々ともお話しして、
やっぱりわたしはこの場所がまちにあってほしいと思ってしまいました。
 
 
”場”みたいなものは、
来る人に求められてこそ活用できるもんですが、
まずは作る側がその”場”を必要として、求めていることが前提だと、
当たり前のことを改めて思ってしまいました。
 
わたしにはこういう”場”が必要です。
 
また突然まちなかに現れるかも知れません。
”場”があることで出会える、まだ見ぬ人たちに想いを馳せて。
 
 
最後に、この一年間チクタクを応援してくださったみなさま、
わたしと出会ってくださったみなさま、

鳩のまちのみなさま、
ほんとうにお世話になりました。
ありがとうございました。
 
 
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by tic-tac-5-50-3 | 2011-03-31 12:17 | おおはしの独り言